2010年10月14日 17:31

ダイヤモンド小話

地球の全物質の中で最もかたいもの。
他のあらゆる物を傷つけることが出来、
他のいかなる物でも傷をつけることが出来ない存在。

名前は、ギリシア語のadamas(征服できない)に由来する。
このダイヤモンド、
「ホントに硬いの?」みたいなのを昔TV番組で見たことがあります。

たしかダイヤを道路の上に置き、その上をローラーで引いてしまおう

みたいな事をやってました。
結果、ダイヤが地面に埋まってました。(たしか。)

ところでこのダイヤモンド、簡単に割る事が出来ます。

ちょっと矛盾しているように思えますが、
硬いから割れにくいわけでもないのです。

むしろダイヤモンドは、水晶より簡単に割ることが出来たります。
それはダイヤモンドの結晶構造を見ると
納得できます。



宝石の多くは“へき開”性という性質を持っており、
ダイヤモンドも例外ではありません。

上図の丸い部分は原子で、その原子と原子をつなぐ面がへき開面です。
つまり原子はある方向から見ると規則正しく並んでおり、
そこにはへき開面があり、
その方向に力を加えると、ハンマーやらでも割ることが出来るのです。

ちなみに水晶はこのへき開面がないため、
地球一硬いダイヤモンドよりも割れにくい。
このへき開面がないために水晶はよくお土産屋にあるように、



こんな自由自在に色んな形が出来るってわけですな。
・・・と、いうことは、
それを考慮してダイヤモンドをカットする職人さんは、やっぱりすごい!

ダイヤの4C(重さ、透明度、カラー、カット)の中で、
カットは唯一人間が手を加えたものであり、且つ他3つに影響を与える。。。

つまり、カット次第で
重さは大きく変わり、
傷や内包物を取り除くことにより透明度も変わり、
カラーの濃淡さえも左右してしまう。

正に、生粋の職人。
職人は、神経を尖らしてながらカットし、研磨します。
だって、ヘタしたら、割れてしまう。
なるほど~、1個のダイヤに2年半かかったというのも、
理解できるような気が・・・する様なしない様な・・・  


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2010年10月11日 16:16

ダイヤモンドを掘る。

え?
知りませんでした。

この世に、一般人が、ダイヤモンドを掘れるところがあるなんて。
さすがは自由と平等の国、アメリカ。

場所はアーカンソー州というあまり耳にしない州の州立公園。
この州立公園内ではダイヤモンドが取れることで有名で、
且つ入場者がダイヤモンドを探すことができる世界唯一の場所という。

そしてこの3日、某ジョンソンさんが4.38ctのダイヤを発見。



やるな~。

今までにこの公園では700余りが発見されていて、
今までで一番大きかったものは1975年に見つかった6.37ct、
今年6月には4.8ctのダイヤが発見され、此度のものは今年2番目の大きさ。  


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2010年10月10日 13:17

スワロフスキーの革命

スワロフスキー社という
世界最高峰のカット技術を持つクリスタル会社があります。
同社がジュエリー業界において、革命を起こしました。

今まで、ジュエリーに留まっている宝石は、
爪と呼ばれる地金(シルバーや金、プラチナ等)で
抑えるように留めていました。
↓↓↓↓↓


その為、
上記写真のように石と石の間には爪の地金部分が見えてしまい、
グラデーションの邪魔をしておりました。

ところが、スワロフスキー社が打ち出した留めは、なんとこの爪がない。

スワロフスキー社とドイツの製薬会社が共同開発した、
人体に全く影響がない特殊なパテ(セラミック)の上に
クリスタルを置くようにして留める技法です。

さらにこのパテには着色が可能であり、
従来、石と石の間には一色の地金しか存在しなかったのが、
着色されたパテにより色の豊富な表現が可能になりました。

また、クリスタルにも色バリエーションがあることからも、
鮮やかな色の表現が、可能となりました。


もはや、アートの世界です。  


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